DVRTシステムは
ダイナミックバリアブルレジスタンストレーニングは、ジョシュ・ヘンキンによって開発されました。
砂や水をはじめとした様々な不安定な負荷を内包する動的な用具である、アルティメイトサンドバッグを利用したDVRTシステムの、最も重要な構成要素は、システムの持つ基本原則そのものです。
『ファンクショナルな動きを向上させる、最もロジカルで系統だった理解し易いシステムであり、全てのレベルの参加者に対応でき、全てのタイプの用具に応用可能。動作パターンを構築すると共に、動作パターンへのチャレンジを提供します』
筋肉をトレーニングするのではなく、動きをトレーニングする
特定の筋肉をトレーニングするのではなく、動きそのものをトレーニングするというコンセプトは、ファンクショナルトレーニングの浸透と共に特に目新しいものではなくなってきましたが、このコンセプトをプログラムに上手く反映できているケースは、思いのほか少ないのが現状です。
ファンクショナルなエクササイズが、あまりにも複雑化し過ぎて、はっきりとしたわかり易いプレグレッションが存在していなかったり、外部負荷があまりにも低重量過ぎたり、あるいは、逆に動きに対する準備がおろそかなまま重い負荷を適用してしまったり。使う道具こそ異なっても、同じような動きのパターンの繰り返しになってしまっていたり。神経系の発達のシステムが無視されていたり。
DVRTシステムは、基礎的な動きのパターンをベースに、明確で理解し易い動きのプログレッションとリグレッションを提供します。
漸進的過負荷
トレーニングの基本原則のひとつである、漸進的過負荷。これはただ単に負荷重量の増量や、反復回数の増量によってのみ実現されるものではありません。DVRTシステムは、身体のポジション、負荷のホールディングの方法を、何段階にも変化させることで、よりバラエティーに富んだ漸進的過負荷を提供します。
単純さと複雑さの共存
よりアドバンスレベルに漸進するためには、動きの完全なる修了が必須となります。と同時に、より漸進するためには、変化の要素を適用することも不可欠。DVRTシステムは、動きの単純さと複雑さが共存した理想的な漸進のプロセスを提供します。
各個人のニーズに応える
決まりきったトレーニングメソッドの雛形に、全ての対象者をはめ込んでいくのではなく、DVRTシステムは、各個人の目指すゴールや能力レベルに応じて柔軟に変化対応させることができるシステムです。